農業用資材の出荷数が過去最高を記録しました

2025.05.08

~スマート農業の進展と需要拡大が後押し~

2024年、日本国内における農業用資材の出荷数が過去最高を記録しました。農業の省力化・効率化を図る動きが全国的に広がる中、高性能な農業機械や資材への需要が急速に拡大しており、市場全体の成長をけん引しています。

特に、トラクターやコンバインなどの大型機械に加え、防除機や刈払機といった中小型機器の出荷も堅調に推移。農業従事者の高齢化に対応した操作性の高い機種や、ICT技術を活用したスマート農機の導入が進んでいることも、大きな要因と考えられます。

加えて、近年の異常気象や自然災害への備えとして、耐久性や機能性に優れた資材へのニーズも高まっており、ハウス用フィルムや防風・防虫ネットといった副資材の出荷量も増加傾向にあります。

このような背景のもと、農業用資材市場は今後もさらなる拡大が見込まれ、業界全体としても持続可能な農業の実現に向けた取り組みが一層加速することが期待されています。